2007年2月17日土曜日

政治家になる為には?

政治家になる為には、地元の議員に立候補したり、有名人の中には、いきなり国会議員に立候補する人もいますが、まずは選挙です。

筆者の地元の市議会選挙で、最近興味深い風景を見ました。 20台後半の明らかに若く、社会経験が短そうな青年が、毎週決まった日に早朝、夕方のラッシュ時間を狙って、地元の主要ローカル駅で必死で演説をしている風景です。

政治家になる為に、政治家が選挙数日前に選挙カーでがなりたてるうるささにうんざりすることが多いのですが、この青年は、市民がいつ、どの選挙があるのかの告知すら知らない数ヶ月前から、毎日駅を変え、手作りのチラシをまき、使い古した自転車で回りながら演説していました。

政治家は、選挙のときだけうまいこと言って、あとは責任逃ればかり言ってるような人などと思っていたのですが、こんなに毎日働いている若い人が、市民のために活動しようとしてくれるなら、と、生まれて初めて投票に行ったものです。

結果は見事、当選。興味ないようにほとんど無視していた多くの人も、みんな投票したのでしょうね。 政治家の仕事は遊ぶ暇どころか、睡眠時間もままならないほど忙しいと言われていますが、彼が政治家として成長して、本当の市民の利益のために活躍してくれることを期待しています。

政治家になる為には?

政治家になる為には、何と言っても避けられないのは、選挙、当選です。 政治家は、地方議会から国会までさまざまな分野で活躍しています。

政治の分野で政治家として活躍するには、政治理念や理想、政策を立てて実行する力以前に、「選挙に勝つ力」が重要になってきます。

選挙に勝たなければ、実行して評価を得ることもできません。

選挙に勝つための努力を最初にすると言っても、別に本末転倒にはならないところが、政治家になる為の道の奥の深さです。

政界で人気を得、選挙での支持を受け続けることに成功している政治家は、誰でも人への配慮の細かさが評価され、後輩を育てることでさらに長く政治家としての役割を果たしています。人との関わりの大切さが問われる仕事ですね。

選挙に関するアドバイスや、自らを手本として人との接し方が学べるような政治家について学ぶことが、政治家になる為の第一歩といえるでしょう。

政治家の仕事現場

政治家の仕事というと、選挙演説で熱弁を奮ったり、当選後はのらりくらりとした発言で責任を回避したりすることを思い浮かべがちです。

政治家の仕事の実際というと、とにかく上下関係の厳しさと、仕事の忙しさ、責任の重さが挙げられます。

20~30代は、給料はまあまあ、ただし残業代もなく毎日睡眠2~3時間ほどしか取れない激務が続いて、遊ぶ暇もないほどのようです。

40代以降は、一流企業と比べてもはっきりと差が開くほどの高給になり、時間の余裕もできますが、その地位を守るための保身を優先して、目標を見失ってしまう政治家が社会問題となっています。 政治家の仕事は、国民の税金を効率的に使って、国民の生活を守る長期的な計画を立てたり実行したりするものです。

目先の欲や保身、自分の組織の利益保全などに走らず、公正な理想を求める政治家に一票を投じてみたいですね。

政治家の仕事とは

政治家の仕事内容は、個人や企業などから成り立つ社会全体の利益を考えて、それぞれの意見を調整し、方向性を示して実現していくものです。 経済でマクロ、ミクロが言われるように、個人や企業にはそれぞれの利益や主張があり、そういったミクロの単位で社会を見ると、長期的な視点を失ってしまいがちです。 政治家の視点だからこそできる仕事例として、郵政民営化、ゼロ金利、公共バスや電車に企業広告を大々的に載せるなど、企業の利益を図りつつ、単独の企業ではなしえない事業の数々があります。 政治家の仕事は、一人ひとりの利益を守るためには、時として痛みを伴うような改革だとしても考え、実行することが大切だといわれています。

国際政治と人類の利益

国際政治は、世界それぞれの国が、自分の国の文化、資源、経済などを守るために行う生存競争です。 国際政治の歴史は、その時代の中心を担った国家の視点で眺めると、複雑な国際情勢を理解しやすくなります。 時代をリードした国家は、宗教、制海権、産業、軍事力などさまざまなキーワードを元に、文化や経済を発達させて、国際政治の主権を握ってきました。 国際政治における主導権は、100年周期で交代するなどとする「法則」があるのも興味深いですね。 近代では、各国が自国の利益だけを追求した結果、地球規模での環境破壊や、1度使えば人類が住めなくなることさえ危惧されるような兵器の生産など、深刻な問題が表面化しています。 国際政治では許されている『自分の国さえよければいい』という観点より、より大きな枠組みでの人類益について主張する流れが起きていることも、うなずけますね。

国際政治とは

国際政治とは、国同士が自分の国の利益を守るために、国の存亡をかけて行われる戦いと言われています。 国の利益とは、領土、資源、経済、貨幣、宗教、民族などが挙げられます。 国内政治を失敗してもこれらが失われることはありませんが、国際政治で間違いを犯すと、これらの利益を失うこともあり、時には「戦争」などの実力行使で国が滅びる恐れさえあります。 日本の国際政治、つまり外交はうまくない、海外のしたたかな政治家にいいようにあしらわれているなどという話をよく耳にします。 国際政治で注目を浴びているものには、海外紛争に対する資金援助や自衛隊派遣、農産物の輸入自由化、靖国神社参拝、北朝鮮問題など数え切れないほどあります。 日本の資源や経済が豊かになり、ほんとうに安心して住めるような国際政治を、政治家には目指してほしいですね。

オルタナティブ政治とは

オルタナティブ政治とは、バブル期までの日本で主流とされていた、アメリカや欧州文化を中心とする政治や経済によって、大量消費など偏った社会が形成されていることに対して、本当の豊かさを提案するという意味合いで使われる言葉です。 現在の日本では、環境、資源、戦後問題など、経済や政治の合理性ばかりを追求した結果、多くの行き詰まりを抱えています。 オルタナティブという言葉には、代替などという意味がありますが、単に今までのあり方に代わる何か、ではなく、いろんな価値観や、人の幸福に本当に根ざしたものの上に立った新しい生き方、という意味を込めてオルタナティブ政治などとして使われているようです。 合理的豊かさの追求だけではなく、環境によく、労働者にもよく、企業にもよく、教育にもよく、一人ひとりが幸せを実感できるようなオルタナティブ的政治について、みんなで考えていきたいですね。

オルタナティブ政治とは

オルタナティブ政治という言葉は、合理性だけを追求する経済や政治の価値観に対して新たな選択を求める意味合いで使われています。 オルタナティブという単語のもともとの意味は、選択肢、代案などがあります。 オルタナティブ政治以外にも、オルタナティブ音楽(現代音楽)、オルタナティブスクール(形式やしきたりにとらわれない教育方針の学校)、オルタナティブメディスン(病気になってからその部位だけを治療するのではなく、食生活や日常生活の改善による予防を重視した医療)など、バブル期以降に多く使われるようになりました。 大量消費、アメリカ文化礼賛など、バブル期までに偏ってきた政治や文化に対して、中立的、多様な価値観を許すような流れでニュートラルな状態に戻そうとして、オルタナティブが密かに注目されています。

政治結社にまつわる話

政治結社といえば、右翼、と言われるくらい、右翼の政治結社の活動は積極的で人目につきます。 演歌や主義主張を大音量でコールしながら、街中を流している右翼の街宣車などは、都会でお馴染みの光景ですね。 政治結社は、構成員が傾倒した政治的思想を日本に広め、実現するために時には手段を選ばないほどの行動力を伴った強い信念を持っていることが多いようです。 主義主張の内容よりも、暴走族や暴力団との関連がささやかれたり、街宣車の騒音や、体を張ってまで戦う姿勢などのほうが印象に残ってしまうのは気のせいでしょうか。 車やバイクに「返せ北方領土!」などの日の丸ステッカーを貼っておくと、政治結社に知り合いがいるのかと思われて、警察の対応が甘くなることがあるなどという噂もあるほどです。 右翼の政治結社の大きな街宣車が、国内にある海外領事館に繰り返し突っ込んだり、構成員が拳銃を使った事件の際、逮捕された人が韓国籍であったことなどから、右翼の活動目的は、右翼の悪いイメージを国民に与えるためと言い出す人もいるようです。

政治結社とは

政治結社とは、政治的な目的のために主義主張などの思想が同じ人が結成した団体のことです。 政治結社を名乗る団体は、ほとんどが右翼団体で、街頭演説で啓蒙活動に励んだり、文章やテレビなどのメディアを通じて思想を広めようとしたりしています。 朝まで生テレビの常連として参加していた政治結社の代表者もいて、右と左の激しい意見の戦いに見入った人も多いのではないでしょうか。 政治結社の構成員は、深い思想や精神世界を持ち、時には実力行使を厭わないほどの強い信念を持って行動することがあるため、各地でトラブルが起こったという話もよく聞きます。 自分の人生や時には命までかけて守りたいほどの政治思想を持つ彼らに対して、特定の主義主張を持たない人は「ノンポリ」と呼ばれています。 選挙の投票率も低下を続ける近年は、ノンポリが大部分を占めているようです。